かっこいい店舗デザインを叶えるためのコツ

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記事の監修・執筆者:古川原

かっこいい店舗デザインを叶えるためのコツ

店舗のデザインにあたり「かっこいい」店舗にしたい、というご希望をいただくことはとても多いです。
ですがかっこいい店舗デザインと言っても、具体的なビジュアルはどんなものかは人によって違うものです。そのため、デザイナーや建築設計事務所へどのように相談するか、どう希望を伝えるかがとても大切になります。

デザインは素人なのでどう考えていけばいいか分からないとおっしゃる方も多いですし、センスが悪いので自信がないとご相談いただくことも多々あります。
この記事ではそんな方のお力にもなれるよう、かっこいい店舗デザインを実現するためのヒントをまとめていきます。

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外せない要素は先にリストアップしておく

かっこいい店舗デザインを考える前に、決定済みの事項や変えられない要素の洗い出しをしておきましょう。
例としては、ターゲット(客層)や営業時間、飲食店ならテイクアウト業務を行うか否かなどです。
決定済みなら、立地や階層も変えられない要素として挙げておくと良いでしょう。もちろん、今の段階では決まっていないという場合は無理にピックアップする必要はありません。

かっこいい店舗デザインとはいえ、お客様にとって使いやすく居心地の良い空間であることが求められます。
学生さんにたくさん来て欲しい場合と、子供連れのファミリーをターゲットにしている場合では、何が魅力で何が使いやすいかは異なります。
お店の必須要素を書き出すことで、お客様に合った店舗機能とかっこいいデザインを両立しやすくなります。

かっこいい店舗と売れる店舗の両立

なぜ外せない要素のリストアップが必要かというと、店舗デザインがかっこいいなら店舗運営がうまくいく…とは限らないからです。次のような、実際の運用面での完成度がやはり必須になってきます。

  • 店舗の提供物(サービス、販売物、飲食物といったもの)にマッチしているか
  • ターゲットとなる客層に刺さる内装、設備か
  • 店内動線は快適か
  • ディスプレイや設計で店舗の魅力を引き出せているか

具体的には、以下のような例が挙げられます。

  • 小さなお子様連れやベビーカーご利用のお客様が多い店舗なのに、客席が1本脚のカフェテーブル。周りに繊細なオブジェも多い。
  • 若い女性に多く来店してほしいのに、居抜きで開店した店舗外観が渋すぎる。
  • シンプルにしたい意図が先行しすぎて、店内表示が分かりにくい。

いかがでしょうか?たとえデザインが非常に魅力的でも、過ごしにくく再来店に繋がらないだろうことが容易に想像できるのではないでしょうか。

自分の感じる「かっこいい」を固める

ご自身の思う「かっこいい店舗」を、相手に過不足なく伝えられるようにしておきましょう。
軸のブレない店舗イメージがあるのとないのとでは進行のスムーズさはかなり違ってきますし、最終的な完成形のクオリティにも差が出ることが多いです。

「かっこいい」を言い換えてみる

GoogleやSNSで参考イメージを探すと分かるのですが「かっこいい お店」といったストレートなキーワードでは、なかなかこれぞというものが見つからないことが多いです。

シックでモダンなイメージをかっこいいと言っていたり、「やっぱり西海岸風が好み」「インダストリアル系っていいよね」などのように、そもそもかっこいいというキーワードを使っていなかったりします。
クール、おしゃれ、インダストリアル、モダン、近未来風、ヴィンテージ、クラシックなど、 自分の希望するかっこいい店舗デザインはどんな単語に言い換えられるかを考えてみて、言い換え後のキーワードでも事例をあたってみるのがおすすめです。

イメージを固める例

自分の感じる「かっこいい」が不安、そんな時は

かっこいいと思うけど…でもよく分からない、自信がない…という方は意外と多いです。
そんな方は、まず「好きか、好きでないか」を考えるクセをつけてみるといいかもしれません。
好きかどうかをはっきりと分けられるようになったら「好きな(苦手な)理由は何だろう」と考えてみると考えがまとまりやすくなります。

かっこいい店舗はデザインのトータルプロデュースができている

外観、内装、インテリアデザイン、そしてロゴや店内使用の小物に至るまで、コンセプトにもとづいた一貫性があるのがかっこいい店舗
使用する素材、カラーのトーン、照明などが分かりやすいですが、細かいところならトイレのドアノブやスタッフの制服といったところまで、気を配る箇所は多いです。

店舗デザインのトータルプロデュースイメージ

居抜き物件でゼロから組み直す予定がないという場合でも、改修箇所や新たに導入する什器などで全体的にまとめ上げていけるよう、プロであるデザイン会社や建築設計事務所としっかりとすり合わせを行いましょう。
自分の希望するかっこいい店舗像が固まっていれば、デザイナーとの打ち合わせもスムーズなはずです。
提案を受けた際も、取り入れるかどうかの判断がつきやすいでしょう。

店舗設計施工.comでも探せる、かっこいい店舗デザインの事例

店舗設計施工.comに登録されたデザイン・施工実績の中でも、かっこいい店舗デザインの参考事例が探せます。

こちらはデザイン設計会社、施工会社の方々が「かっこいい・クール・スタイリッシュ」という設定で登録された事例です。 飲食店・カフェ・美容院・バーなど様々なジャンルの「かっこいい」施工事例が探せます。
「この会社のかっこいい店舗事例は希望に合う」と感じたら、ぜひお気に入りに登録したり、案件依頼をしてみてください。
※お気に入り登録、案件依頼をするには無料会員登録が必要です。

まとめ

非常によく聞く「かっこいい店舗」について、開業・開店・改装を控えている方向けに深掘りしました。
デザインに対して苦手意識がある方でも、この記事からヒントを見つけていただければ、大変嬉しく思います。
かっこいい店舗デザインと言っても、店舗によって目指す形は本当に千差万別です。
ご自分の思う「かっこいい店舗」は何かを明確にして、希望に合った理想の店舗デザインを叶えて下さい。

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店舗設計施工.com

記事の監修・執筆者

  • 株式会社ライフワン 古川原

  • 記事の監修・執筆者近影

  • 所有資格
    • ・2級建築士
    • ・第2種電気工事士
    • ・石綿作業主任者
    • ・一般建築物石綿含有建材調査者
  • 店舗設計施工.com運営担当の古川原です。施主様、店舗デザイン・内装工事会社様にも満足いただけるよう皆様をサポートさせていただきます。
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