本棚の奥に秘められた”非日常”を体験する、イタリアンレストラン - 東京都のイタリアン・フレンチのデザイン施工事例

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STORIARE - 店舗・施設情報

東京都千代田区神田錦町1丁目21-2 大手町モダンビルディング 1F

業種
設計・施工範囲
  • 建築デザイン設計
  • 内装デザイン設計
依頼種別 改装(リニューアル)
建物面積 27.2坪(89㎡)
地域
竣工日 2025年10月5日
設計・施工費(税込) 1万円
席数 カウンター7席、テーブル4席、2階 8~10席、VIPルーム 5席

この店舗・施設を
手掛けた会社からのメッセージ

東京・大手町、品の良い静けさに満ちた通りに、街の景色をほのかに映す不思議な扉が現れる。
扉の先、重厚なブルーグリーン色の木に包まれた空間には、
ぎっしりと並ぶレシピ本や古書がランプの灯りだけで照らされている。
本にカモフラージュされた特別なアートワークをヒントに隠し扉を開くと、ダイニング空間へと誘われる。

ここでは様々な物語が秘められた、日本の食材を用いたイタリア料理がコースで提供される。

エントランスと大きくコントラストのついた温かみのある空間、ライブ感溢れるオープンキッチン。
活気に満ち、柔らかなライティングに包まれた”洋”を彷彿とさせる空間に仕立てているが、
用いている素材、空間の設えはどれも日本で長く伝えられてきたものである。

ダイニングで目を引く下がり壁には、大正時代から製造されている結晶ガラスを用いた飾り棚を設け、
料理が提供される天板には伝統的な左官技術を用いている。

緋色の壁一面に貼り込まれているのは和紙壁紙であったり、
フレーミングされたテーブル席を包み込むレンガ状の壁面は
日本古来の名栗加工を施した木材を細かく積み上げたものである。

また、2組のテーブル席を携えた2Fの個室では
格子天井や襖絵、掛け軸をモチーフとした空間構成を行っている。

さらに、もう一つの隠し扉の向こうにはラグジュアリーなVIPルームが現れる。
幻想的で色気の漂う空間を演出しているのはfab-の手によるファブリックアートである。

その他にもシェフが長年愛用していたエプロンをキャンバスとした山本捷平氏による絵画作品、
シグネチャーメニューのレシピを分解・再構築したグラフィックアートはVISUALIZEDによるもの。
Storiareのためだけに製作されたたオリジナルのアートワークが空間の随所を彩る。

日本の伝統技術や素材をふんだんに用いたクラフトマンシップ溢れる空間に、
優しさの溢れるサービスと、魂の込められた料理の数々。
それら一つ一つの物語が高い次元で融合し調和した、唯一無二の体験が始まる。

  • 株式会社FiG

    本社:東京都目黒区目黒3-11-7-205

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