1件 お気に入りに追加する 手掛けた会社情報へ 耐震・断熱・単身高齢者に対応したデザインリノベ(受賞有り) - 店舗・施設情報 東京都多摩市 業種 住宅(戸建) 設計・施工範囲 建築デザイン設計 建築施工 内装デザイン設計 内装施工 その他 依頼種別 改装(リニューアル) 地域 東京都 最寄り駅 聖蹟桜ヶ丘駅 竣工日 2018年11月1日 設計・施工費(税込) 1万円 イメージ #おしゃれ #シンプル #和風 #木材 #自然素材 #バリアフリー この店舗・施設を手掛けた会社からのメッセージ 2021 JACK 全国リフォームアイデアコンテスト2021 準グランプリ ・計画の経緯 東京都多摩市、築45年の木造二階建ての改修である。施主は私の祖母であり、断熱改善と老後を快適に過ごすための提案を依頼された。独居には広すぎて、古家である故に床・壁・天井・窓、いずれも断熱性が悪かった。当初は、吹き抜けや、壁を抜いて部屋を大きくすることで、新たな暮らしの可能性を模索していた。しかしそれらは、開放的にはなるが独居にはがらんどうすぎ、空調効率も悪くなるため、デメリットが多かった。そこで、限られた予算内で、シンプルな操作で大きな変化を感じることのできる手法を模索しなおした。 ・あえて揃えた4つの正方形平面 既存建物が、10畳の長方形ボリュームが4つ組み合わされた平面であったことに目を向けた。10畳のボリュームを、それぞれ8畳と2畳に分けてみると、8畳は、用途や特徴は異なるが同じ大きさの正方形平面の4部屋となり、2畳は、これらの部屋をシンプルに繋ぐ廊下となる。既存平面に廊下を挿入することで、壁量が増え、構造耐力が増し、各部屋が小さくなったことで、空調効率も向上した。独り暮らしのスケールにあった適度な広さが祖母には心地よく、正方形平面はどことなく日本らしい落ち着きをももたらしてくれるのである。 感受性のリノベーション 部屋の大きさ・形の違いは、空間の印象に大きく影響を与えるが、それらをあえて同一にする。つまり、印象に直結する要素の一部を固定することで、その他の要素を強調させる。廊下が視覚的・体験的なバッファーとなって空間を分断し、4つの部屋の独立性が露わとなる。元々ある庭の景色/光の入り方/風通し/開口部の向きや大きさ/天井の造作など、今まで意識の向けられることのなかった要素に対して、意識を向けさせる。既存の建物の記憶や、周囲の自然環境に対する感覚を再構成する、感受性のリノベーションである。 NagaArts一級建築士事務所 NagaArts一級建築士事務所:埼玉県三郷市早稲田6丁目 (0件) 1件 お気に入りに追加する 居酒屋・バル ダイニング・バー イタリアン・フレンチ カフェ・パン・ケーキ ラーメン・そば・うどん 寿司・日本料理 焼肉・中華料理・韓国料理 クラブ・スナック その他飲食店 アパレル インテリア・雑貨 スーパーマーケット・食品店・コンビニ 趣味・文化 生活・日用品・ホームセンター ペット その他小売店 学校・塾 保育園・幼稚園 オフィス イベントブース・ショールーム エントランス ワーキングスペース その他公共・商業施設 医院・病院・クリニック 薬局 老人ホーム スポーツジム・フィットネスクラブ その他福祉施設 ホテル 旅館 ブライダル・ウェディング会場 その他宿泊施設 美容院・美容室・理容室 ネイルサロン・ビューティーサロン エステ・マッサージ スパ・銭湯・サウナ その他美容健康施設 パチンコ・スロット カラオケ ボーリング ダーツ・ビリヤード マンガ喫茶 ゲームセンター その他アミューズメント 住宅(戸建) 住宅(マンション・アパート) 別荘 住居その他 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 東京都 神奈川県 千葉県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 愛知県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 大阪府 兵庫県 京都府 三重県 滋賀県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 建築デザイン設計 建築施工 内装デザイン設計 内装施工 戻る
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・計画の経緯
東京都多摩市、築45年の木造二階建ての改修である。施主は私の祖母であり、断熱改善と老後を快適に過ごすための提案を依頼された。独居には広すぎて、古家である故に床・壁・天井・窓、いずれも断熱性が悪かった。当初は、吹き抜けや、壁を抜いて部屋を大きくすることで、新たな暮らしの可能性を模索していた。しかしそれらは、開放的にはなるが独居にはがらんどうすぎ、空調効率も悪くなるため、デメリットが多かった。そこで、限られた予算内で、シンプルな操作で大きな変化を感じることのできる手法を模索しなおした。
・あえて揃えた4つの正方形平面
既存建物が、10畳の長方形ボリュームが4つ組み合わされた平面であったことに目を向けた。10畳のボリュームを、それぞれ8畳と2畳に分けてみると、8畳は、用途や特徴は異なるが同じ大きさの正方形平面の4部屋となり、2畳は、これらの部屋をシンプルに繋ぐ廊下となる。既存平面に廊下を挿入することで、壁量が増え、構造耐力が増し、各部屋が小さくなったことで、空調効率も向上した。独り暮らしのスケールにあった適度な広さが祖母には心地よく、正方形平面はどことなく日本らしい落ち着きをももたらしてくれるのである。
感受性のリノベーション
部屋の大きさ・形の違いは、空間の印象に大きく影響を与えるが、それらをあえて同一にする。つまり、印象に直結する要素の一部を固定することで、その他の要素を強調させる。廊下が視覚的・体験的なバッファーとなって空間を分断し、4つの部屋の独立性が露わとなる。元々ある庭の景色/光の入り方/風通し/開口部の向きや大きさ/天井の造作など、今まで意識の向けられることのなかった要素に対して、意識を向けさせる。既存の建物の記憶や、周囲の自然環境に対する感覚を再構成する、感受性のリノベーションである。