自然もたっぷり、空間もゆったり。駅近なのに森の中の老人ホーム - 茨城県の老人ホームのデザイン施工事例

緑豊かな森に囲まれた、森の中の老人ホームをデザイン・設計しました。駅から徒歩15分、住宅地も周辺にある立地の為、周囲の環境に馴染む、家の形をした、切妻屋根の外観を持ちます。 森の中で心をゆったりと生活出来る様に、中庭に自然を取り込み、抜けの感のある吹き抜けと、親密感を感じる木を使ったリゾートホテルの様な空間、カフェの様な食堂をつくりました。

森・林の中という環境を最大限感じられる場にする為、地面に近いところに、より多くの方が住む部屋をつくりたいと考え、総2階では無く、平屋と2階建ての2棟をつなげる形を提案しました。1階の住室には、専用庭をつくり、戸建てに住んでいる様な生活を送れます。

大きな中庭をつくり、光・風・自然が建物の中に入り込む、構成にしています。屋根の形に、傾斜した天井の吹抜けを持つ食堂は、それぞれのエリア毎に設けており、素材を変えることで異なる空間となり、建物の中にいても場の変化を感じられます。自然をおおらかに取り込む吹抜け空間が、リゾートホテルの様なゆったりした空気感を生み出します。木や土壁などの素材も使い、自然の肌ざわりを取り入れました。

周囲の環境に馴染む様、家の形をした切妻屋根の外観を持っています。家型の屋根は食堂吹抜けの斜めの天井になり、外観と内部空間のデザインが一体化しています。平たい屋根は、コンクリートでつくる為重くなりますが、家型の屋根をガルバリウム鋼板でつくることで、軽くなり、耐震性が上がり、コストを下げる効果も生まれました。