テックな要素 - 東京都のアパレルのデザイン施工事例

STAMPというオーダーデニムの”スキャンボックス”の設計案件。
販売員もいない、製品在庫もない、そこにあるのは数点のデニムサンプルとスキャンルーム内の
全身3Dスキャナーのみ、というミニマルな空間構成です。
スキャンルームに入り、ガイダンスに沿って3Dスキャンをします。洋服を脱いで数秒間そこに立つだけです。3Dスキャナーが全身5,000,000箇所をあっという間にデータ化します。取得したデータは瞬時にクラウドに保存され、いつでもWEBからご自身だけのオーダーが可能です。
ご自身だけで全てが完結する、全く新しい洋服の購入体験です。

販売員との接触がなく、自分一人で完結する、そんな従来のアパレルとは異なる在り方のブランドさまなので、従来のアパレル店舗とは違った異質な空間を創造することをテーマとし、設計をスタートしました。

館である新宿マルイさんの環境+各テナントデザインは比較的温かみのある印象を多く受けたので、あえて当該店舗は逆をいくようにクールで冷たい印象を与える色彩トーンで構成していきました。店内を白とグレーで統一し、デニムサンプルが浮き立つような見え方を目指しました。
また、全身3Dスキャンという最新のテクノロジー体験をお客様にしていただく場所ですので、店舗デザインとしても光などを駆使して”テックな要素”を取り込んでおります。